九州は地球の水循環のフロントランナー

世界で「水」が問題になっています。 世界水フォーラムで議論されている、ほぼ全ての 話題を九州の中に見出すことができます。 まさに、九州には、地球の水循環をめぐる課題 と可能性が集約されているのです。

九州は「島」。海に囲まれた地形のため、様々 な気象の影響を受けやすくなっています。 ユーラシア大陸の風や太平洋の海流、台風などの 地球規模の気候の影響を日本国内で真っ先に受け る地理的な位置にあります。また、気候や社会の 変化があれば、海外の人と共に解決にあたる宿命 もありました。 そのため、九州では古来より人々が様々な災害 と戦いながらも、自然と共生してきたという歴史 があります。その結果、台風や洪水、渇水といっ た災害を克服し、多様な地形・地質によってもた らされた湧水や温泉といった水資源、農林水産業 を行えるだけの資源を得ました。 災害を通しての教訓、また獲得した資源を未来 に残すための取り組みが、地域活動を通じて今日 まで続けられています。

その取り組みの中で、九州では様々な団体がフ ラットな関係で、ゆるやかなネットワークを築き 上げてきました。自分たちが普段、地域で直面し ているからこそ、世界の人たちの気持ちも立場も 理解できるのです。また、水という共有物の恩恵 を得たり、災害を免れるには、多様な立場の人た ちの協力が不可欠であることも、経験的に知って きました。
こうした九州の経験と人のつながりを通じて、 『地球の水循環・九州を世界に』をコンセプトに した九州ブランドを世界に発信していこうと、今動き出しています。

九州大学大学院工学研究院 清野聡子

 

地球の水循環島・九州を世界に

下記よりダウンロードが可能です。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
地球の水循環島・九州を世界に (10 ダウンロード)